2007年、南仏プロヴァンスの人里離れた小さな村「サンジュリアン」で生まれた香りのブランド「MAD ET LEN(マドエレン)」は、”マドレーヌをお茶に浸して食べたことから過去の記憶が一気によみがえる”という、マルセル・プルーストの長辺小説の一節から着想を得ています。
ポプリ、ルームスプレー、香水によって表現されたノスタルジックな香りは、幼少時代のあざやかな記憶とそれから紐とかれるご自身の歴史を、鼻先をよぎる小さな風とともに不意に蘇らせることでしょう。
MAD ET LENには、森の中の草木や、土の湿り気などを彷彿させるような香りもあれば、深い呼吸で体内に届けたくなるような清涼なオレンジの花の香りなどもあり、自然の中に身を委ねたような感覚を与えてくれます。
大量かつ安定生産の製品とは一線を画し、すべてが手作りのMAD ET LENの主に植物由来の香りは、「いつも同じ香りが欲しい」「柑橘やフローラルな気分を楽しみたい」といった期待にはお応えできないかもしれません。
MAD ET LENは、香りの調香だけでなく金属の容器やラベルまで注文を受けてから製造し、職人の手から生み出されたものをそのままエンドユーザーまで届けたいという哲学をベースに作られています。
気候、風雨、太陽と雲の動き、どれをとっても同じ日が一日も無いように、シーズンにより微妙に異なるMAD ET LENの香りは自然のエッセンスから成るがゆえに、それも当然だと気付かされます。
自然を凝縮した、繊細で複雑香りを店頭で直に触れて体験をしてみてください。
漆黒のボトルが新たな香りの世界への扉を開いてくれることでしょう。
南仏の人里離れた山村、サン・ジュリアンで作られる MADetLEN(マドエレン)。 名前の由来であり、製品開発のコンセプトにもなっているのは、 マルセル・プルースト著『失われた時を求めて~第1章スワン家のほうへ~』 の冒頭「mad.len(madlene)」にある、“マドレーヌをお茶に浸して食べたことから 過去の記憶が一気によみがえる”というマドレーヌのエピソードから生まれたものです。 花や木・茎などから蒸留抽出した香りを手作業で染みこませる昔ながらの製法を用い、 香水をブレンドするのも、パッケージやラベルの製作もすべて職人の手によって丁寧に作られています。